EPUB・PDFの最近のブログ記事

これはDTPデザイナーも電子書籍ビジネス参入を狙う誰かさんも必読でしょう。
なんと、MdNのサイトによれば本日発売のMdN 9月号にて「あわてなくても、これさえ読めば大丈夫!iPad電子書籍のつくり方、売り方」という巻頭特集が組まれているようです。売り方まで!!
MdN (エムディーエヌ) 2010年 09月号 [雑誌]
MdN (エムディーエヌ) 2010年 09月号 [雑誌]

電子書籍の読ませ方、電子書籍のつくり方、電子書籍の売り方といった三章になっているようです。私も早速Amazonにて注文いたしました。この週末に読んでマスターしておきたいですね!

そういえばAdobeの「Digital Publishing Platform」も今月中には配布開始されるでしょうから、おそらく来月号のMdN誌もマストバイになるのでしょうね。今から期待大であります。

WordPressからEPUBファイルを書き出すものとしては、Download ePub プラグインというのを以前ご紹介しましたが、「Anthologize」というオープンソースのプラグインも登場しました。開発はGeorge Mason大学のプロジェクトチーム。

hon.jp DayWatch - WordPress系ブログシステムでEPUB電子書籍が制作できるオープンソース・プラグイン「Anthologize」公開

AnthologizeはオープンソースのWordPress 3.0専用プラグインで、同大学の学内プロジェクトとして12名の研究者・学生・社会人などがチームを組みわずか7日間で制作。CMSのコンテンツをPDF/EPUB形式の電子書籍が出力でき、作家・教員・学生など複数ユーザーが共同で電子書籍を作成するケースなどを想定しているとのこと。インストールにはWordPress 3.0とPHP5が必要。

CVSで開発するみたいな、複数人で本をつくるという環境になるのでしょうか。

ダウンロードは以下より
http://anthologize.org/

話題のカンタンJailbreak方法「JailbreakMe」、どうもPDFの脆弱性を突いてるということでしたが、PDFエクスプロイトというものだそうです。
エフセキュアブログ : 「JailbreakMe 2.0」がPDFエクスプロイトを使用

「jailbreakme.comエクスプロイトについて把握し始めた。非常に素晴らしい仕事だ。これがAppleのセキュリティアーキテクチャをいかに無効にするかを考えると恐ろしい。」
我々がテストしたところ、同PDFファイルはWindowsプラットフォーム上でAdobe ReaderとFoxitの双方をクラッシュさせる。これらは「Exploit:W32/Pidief」の亜種であると検出された。これらのファイルは、悪意をもって使用されてはいないが、エクスプロイトはエクスプロイトであり、我々はこれらを検出に追加する。

iBooks内のEPUBで日本語辞書を引く裏技

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ちょっとしたTipsですがこれは大化けの可能性も。
iBooksで辞書を引く Slash×Slash

英和をダウンロードするには、ePubの中のファイルのlanguage指定を「ja」(日本語)にしておくと、英語を長押しした時に英和が引けるそうな。

英英辞書しかないのかと思われたiBooksですが、じつは英和辞書も入ってるというわけです。ほかに私の確認したところでは国語辞典も入ってますね確実に。
以下、私が作成した「lang=ja」のEPUBでの証拠写真
辞書

はい、ここで冒頭の「大化け」について。

片っ端から英単語を並べたEPUBを作ったらどうでしょう?

そうすると、これってそのまま辞書じゃありませんか。アルファベット順にする必要はありません。

調べたい単語があったらルーペ型のアイコンから検索すればいいんです。そしたらその単語は既に選択済みになってますから、そのまま「辞書」機能に直行してしまえば意味を調べられます。

smart.fmユーザの日記に、英単語リストのリストが掲載されてました。
英単語リスト! by bl. - 日記 - Smart.fm

アルクの単語リストなんかも良さそうです。
レベル別語彙リストSVL12000:スペースアルク

これらのリストから単語をごっそりコピペしてEPUB化してやるだけですね。すぐ辞書ができてしまいます。うーん、すごい。

それすら面倒くさいという場合は、なるべく豊富な語彙で書かれてる長い書物をダウンロードしてくれば良いのではないでしょうか?先述の通り、検索機能を使えばアルファベット順に単語が並んでる必要はまったくありませんからね。

EPUBに縦組が入るか!?会議の件

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ちょっとお値段が高いような気もするので、少なくとも私のような個人では使えませんが、EPUBを自社でシコシコと内製する必要がある方にはうってつけかもしれませんね。
Movable Typeベースの電子書籍編集・出版ソリューション「ePublisher」を発表 (ホームページ制作会社 アルファサード - アクセシビリティ, ユニバーサルデザイン, ブログ・CMS, モバイル)

機能は以下の通りです。

  • ePub形式のテーマ
  • ePub形式のファイル・ダウンロード機能
  • 目次の自動生成
  • コンテンツの章立て/表示順制御
  • 相対パス変換とリンクチェック機能
  • ePubファイルを検証
  • アクセシビリティの確保
  • 既存のブログからの移行ツールが付属
  • 作成・編集過程のコンテンツを保護

アクセシビリティに気が回るのはいいことですね。

epubcheckを利用して生成されるePubファイルが仕様に準拠しているかどうかを管理画面からチェックできます。また、各コンテンツのプレビュー画面からXHTMLソースをThe W3C Markup Validation Serviceにポストできるため、ページ単位での検証が可能です。

でも、この手のツールはもっと粗悪簡便なものが無料でどんどん登場してくるように思います。

SpinningWorks、感想を共有できる電子書籍サービス「Qlippy」を公開 - CNET Japan

QlippyはiPad向けの電子書籍リーダーアプリと、ウェブサービスが連携したサービス。iPadアプリでは、EPUB形式の電子書籍を閲覧できるだけでなく、任意の範囲のテキストをクリッピングし、その内容に対するコメントをつけられる。クリッピングした内容は、同じ電子書籍を閲覧したユーザー間で共有できる。

だったらツイッターでいいのでは?と最初感じたのですが、ツイッターを超えるソーシャルメディアが存在しない今となっては、そこにクサビを打つニューカマーになり得るのかもしれません。ツイッターは本の情報に特化されたサイトではないですからね。

それにしてもこの言葉、たいへん気にいりました。前半は賛成です。後半の共有というところはやり方次第でしょうね。

「電子書籍は単なる『紙の置き換え』ではない。電子化するからこそできることを考えていた。感想を共有するといったソーシャル性を加えることで、読書のスタイルを変えていきたい」(白形氏)

以下、最近の気になった電子書籍に関連したニュースです。

PK-513(L) 替刃 などの裁断機切れ味復活サービス 小川裁断刃物

「Kindle 3」5日間でソールドアウト、爆発的ヒットのその後は? | ネット | マイコミジャーナル

iPad/iPhone/PC用の電子雑誌「電撃コミック ジャパン」を創刊

2010年秋に電子書籍サイト「理想書店」にてパイロット版(プレ創刊号)を発行する。ページ数は120ページを予定しており、掲載される予定の漫画家は、「犬神」の外薗昌也氏、「でろでろ」の押切蓮介氏などが名を連ねている。

アイラボ、iPhone/iPadアプリ製作「アイパック」サービス開始 - MdN Design Interactive - Webデザインとグラフィックの総合情報サイト

iPhoneの「脱獄」ツールに不審なコード、iOSに未解決の脆弱性か - ITmedia News

AppleとAmazonを米州検事総長が調査 電子書籍の競争阻害の疑い - ITmedia News

asahi.com(朝日新聞社):IT業界人のインタビューを多数収録、iBooks対応電子書籍の体験版を無料配信 - e-ビジネス情報(提供:BCN) - デジタル

iPad向け「ロンリープラネット」発売、日本版も| テクノロジーニュース| Reuters

インプレスR&D、テーマ別の『電子書籍ビジネス調査報告書』全3巻を発売

商品別ではケータイの83%、PCの53%がコミックを購入。コミックのジャンル別では「成人」、「ボーイズラブ」、「ティーンズラブ」の順。

iPhoneR用電子書籍ビューワー「のべぷろViewer」提供開始 ?のべぷろ!でiPhoneR向けに電子書籍を配信、簡単に読める!?

iPhoneRに対応することで投稿者の方にとってはテキストデータを投稿することにより、無料でiPhoneR向け電子書籍を出版できるようになるとともに、iPhoneRユーザーの読者の方にとってもどこでも気軽に電子書籍の閲覧ができるようになります。
 iPhoneR用「のべぷろViewer」をApp Store でダウンロードすることにより、「のべぷろ!」サイト内で購入した電子書籍の閲覧ができます。また、Viewer から直接サイト内で販売されている電子書籍を検索して、購入することができます。

a-blogcms、ePub版マニュアルの提供を開始しました | お知らせ | 名古屋でホームページ制作・CMS導入コンサルティングならアップルップル

今回のePubファイルの提供は、a-blog cms内に登録されているテキスト・画像などのコンテンツを、ePubファイルに変換・生成する機能の実験を兼ねています。

「ビューン」がiPhone向けに配信再開

対象OSはiOS 4で、Wi-Fi経由でアクセスする場合のみ利用できる。試験的に配信する期間の利用料は無料。

札幌でEPUB2.1 WGのThe EPub Enhanced Global Language Support sub-groupのF2F会議

このsub-groupはIDPF EPUB 2.1 Working Groupのアジア言語対応について検討するsub groupである。EPUBは日本で「国際的に電子書籍の標準フォーマットになりつつあるが、縦書きなどの日本語対応がまだ不完全」などと紹介されることが多いが、その日本語対応を検討する場がこのEGLSである。日本だけの要件では国際的に弱いということで、中国、韓国、台湾などアジア各国を巻き込んでアジア言語の対応について要件をまとめようその検討する場がこのEGLSである。その最初の顔合わせ会合が8/3から札幌で行われる。

工文社、ePub ファイルをポッドキャスト形式での配信テストを実施: Podcast journal - ポッドキャストジャーナル

有限会社工文社(通称:横浜工文社)が ePub 形式のファイルのポッドキャスト配信のテストを実施しておりました。

セイワールドとeブックランド、電子書籍出版事業で業務提携

セイワールドは、スマートフォン向けアプリケーション開発・配信を主な事業としており、特にiPhone/iPad,Android向け電子書籍ビュワー開発ではPDFやEPUBをはじめとする様々なファイルフォーマットに対応する技術開発ノウハウと豊富な電子書籍制作実績を持っております。
一方、eブックランドはエンターテインメント面から日本のインターネット普及を図ることを主眼に、電子書籍から紙本までの一貫編集を行ってきました。特にパソコンの普及で高まる人々の創作意欲を吸い上げる電子自費出版の分野では日本の草分け的な存在で、多くの電子書籍の編集・配信・出版・販売の実績があります。またiPadの発売に伴っては、いち早くアップル社のiPhone Developer Programに登録して、AppStoreでのアプリの登録・販売を開始しております。

【ご報告】『パブー』作品数がサービスリリース1ヶ月で2,000作品を突破いたしました。 | ブクログお知らせブログ

6月22日にリリースいたしました電子書籍作成・販売プラットフォーム「パブー」が、 リリース1ヶ月で公開作品が2,000作品突破いたしましたことをご報告させていただきます。 なおそのうち有料の作品は400作品となっております。

有料作品がどれほど売れるのか、自費出版EPUB作家が今後食っていけそうなのか、そういうところも今後知りたいですね。

従来の(紙の)雑誌を電子化するならPDFまたはAppが適している。EPUBはテキスト主体の本が相応しい。

ちょっと前まではこのような見方が大勢だったと感じます。
EPUBというファイルフォーマットでは雑誌を作れない。| Appetizer Japan | アペタイザー ジャパン |

リフローが出来るということは、写真や図版や表も崩れるということなのです。それはHTMLで組まれたウエブページを見るのと同様です。アメリカによくあるハードカバーの書籍、あれは表も図版もないですよね? EPUBは、あれが画面上で再現できる程度の、えらく簡単なフォーマットなのです

確かにそうなんです。
しかしWeb制作に携わる方々はどう考えているのでしょう?

まだあまり意見交換などをしておりませんが、FireworksもしくはPhotoshopなどでスライス一発table組みのサイト制作から一転、面倒なCSSを使って同等のユーザインタフェースを実現すべく何年にも渡り研究してきた屈強で忍耐強いひとびとです。ぜひ人類初の深宇宙探査メンバーに選出したいほど。

彼らの脳内はDTPデザイナーとはまったく違う思考経路を獲得しているように思えます。さすがに紙の雑誌とまではいかなくても、現在目にする多くのEPUBよりもはるかに雑誌らしいレイアウトを考えだすに違いないと感じています。

くわえてターゲットデバイスやターゲットリーダーを設定するとさらなる飛躍が待っています。半ばデファクトスタンダード化しているiPhoneまたはiPadにて、iBooksを利用して閲覧するという条件ではどうでしょう?
(それはWeb標準の一端を担ってきたXHTMLドキュメントの制作としては、180度違う方向性のようにも感じますが、どうしてもレイアウトを優先したいということなら現状では仕方のないことです)

そこまでの限定条件であれば、雑誌とまではいかないまでも、今日のWebサイトのデザインにかなり近付くのではないでしょうか?

しかしそれでも、雑誌の出版に携わるひとたちはまだまだ足りないと感じることでしょう。CSSではやはり限界があります。

そもそもリフローできることが「崩れる」原因であれば、それを排除してしまえば良いのではないでしょうか?フォントサイズをCSSで固定してしまう?いやいやそんなことではリーダー側の文字サイズ機能は殺せません。もっとぶっ飛んでしまえばいいんです。

ぜんぶ画像にしてしまえ(笑)

それならCSSをいじり倒すような面倒さとは無縁ですし、DTP経験者でも簡単に作業できますよね。そう考えるDTPデザイナーさんがいらっしゃいます。
DTP-Sブログ-ひねもすデジタルビヘイビア: EPUBを画像だけで作るのはレッドカードか?[EPUBセミナー雑記3]

電子書籍では込み入ったレイアウトを扱う場合、選択肢として丸ごと画像化するという選択肢は当分はずせないような気がする。「Digital Publishing Platform」だけでなく、日本でもヤッパの「電子雑誌」はフル画像だそうだ。EPUBでもややこしいものは画像にして挿入すればいいのではないか。

最初は「おいおい(汗」と思いましたが、この主戦場はどこなのかそして兵士達はどこから来るのか、それを考えたとき、Web制作者などの観点はもしかすると無効化されるのではないかと感じました。たしかにAppで提供される電子書籍はほぼ画像ですよね。

テキストはユーザーが読みたいサイズにして、レイアウトの複雑な部分だけ画像にすればよい。すべてを画像にして1ページで収まるようにしてEPUBを作成するのはあまり意味がなさそうだが、コンテンツの再利用が難しくなるので選択肢の1つかもしれない。

なんと!
Webの場合はある意味でコンテンツ再利用の柔軟性を重んじるわけですが、完全にダウンロードパッケージ型のコンテンツであれば、データを再利用されるのは困るという観点も当然ありです。であれば『コンテンツの再利用が難しくなるので選択肢の1つかもしれない』とも言いたくなりますよね。目から鱗。

私自身も「ePUBのデザインはPhotoshopのスライス一発で済むんでは?」という記事を書きつつ、やや自重(自嘲)しておりましたが、ここまで現役DTPerの方に断言されてしまうとそれでいいような気もしてきました。

このへんは今後さまざまな議論を呼びそうなので、継続して考察を続けていきたいと思います。そのまえにiBooksではPDFの閲覧にも対応しているということを忘れずにいたいところです。つまりiBooks Storeでは今後PDFのダウンロード販売の可能性もあるということを。